2007年01月17日

薬剤性肺炎

薬剤肺炎の治療方法は次のとおりです。

基本的には、まず原因と考えられる薬剤を中止します。
ですが、必要性があり投与されている薬剤を、
薬剤性肺炎が疑われるというだけで中止できるかどうかが問題になります。

治療としては、多くはステロイド薬(プレドニンゾロン、メチルプレドニゾロンなど)の投与を行います。
また、免疫抑制薬が投与されることもあります。
そのほか、呼吸不全に対する治療、
補液などを使う基本的な治療も併行して行われます。


アレルギー機序の薬剤性肺炎は、
比較的予後がよいとされています。
抗がん薬などで発症する細胞傷害性のものでは、
治療しているにもかかわらず進行することが決して少なくありません。

薬剤肺炎と思ったら、薬の投与を受けている現在の主治医に
相談するのがいちばんよいでしょう。
もちろん、肺炎を示すので、呼吸器疾患
もしくはアレルギーを専門とする科を受診するのもよいと思われます。

健康食品や漢方薬でも発症することがあるので、
服薬しているものをすべて主治医に報告しておきます。
服薬したあとに症状が増悪する場合や、
疑われる症状がある場合は必ず伝えてください。

今までに薬剤アレルギーがあった場合には、
患者さんと医師がともにその薬剤の名称と系統を知っておく必要があります。

薬剤を服用する場合には、主治医に過去の薬剤アレルギーについて報告してください。


タグ:病気
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posted by 1 at 14:58| 肺炎 薬剤性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

薬剤性肺炎

薬物肺炎の検査と診断は次のとおりです。

現在、確実な診断法はないので、
臨床経過、身体所見、画像、検査データなどから
総合して診断することになります。
前述した疑われるポイントを頼りに、総合的に診断します。
補助診断として薬剤リンパ球刺激テスト(DLST)が行われることがあります。
DLSTは生体外で、原因薬剤と本症を発症した患者さんのリンパ球とを反応させ、
その度合いをみる検査で、本症の診断法のひとつです。
しかし、絶対的なものではなく、薬剤性肺炎でなくても陽性になったり、
逆に、薬剤性肺炎でも陰性になることもあります。

胸部X線像では末梢性優位(肺の末梢に、より強く陰影がみられる)で、
移動・出没する陰影がみられることがありますが、
絶対的なものではなく、疑いをもつ指標と考えます。
末梢血好酸球(こうさんきゅう)の増加などを伴うこともあります。
また、間質性肺炎のマーカーであるKL―6が高値になることがあるので、
補助診断になることがあります。

鑑別診断にあたっては、本症は臨床診断として
抗菌薬無効の感染性肺炎として認識される場合も多く、
感染症の否定は本症を診断するうえで最も重要なポイントのひとつです。
とくに、頻度が高い細菌性肺炎、マイコプラズマ肺炎、
クラミジア肺炎、さらにウイルス肺炎、真菌性肺炎などの
日和見感染症
(何らかの原因により体に免疫の低下が起こり、通常では病原性をもたないような弱毒微生物による感染症をいう)
が区別すべき疾患として重要です。
また、肺線維症、放射線肺炎も区別すべき疾患にあがります。
そのほか、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や
間質性肺炎と表現されているもののなかに、
薬剤性肺炎が含まれていることもあります。

これらの感染症の診断には血清抗体価検査、培養検査、抗原検索を行います。
血清抗体価の推移で診断する場合は、ある程度以上の抗体価の上昇があり、
急性期と回復期(ペア血清)で抗体価が4倍以上高値になると陽性と判断します。
しかし、発症早期では抗体が上昇していないことが多いため、
治療を行う場合の判断材料としては使えないことが多く、
本疾患の診断を難しくしています。

早期に診断できる検査がいくつか開発されています。
たとえば、マイコプラズマ肺炎の診断、インフルエンザウイルスの診断、
アデノウイルスの診断、RSウイルスの診断、サイトメガロウイル性ス肺炎の診断、
真菌感染症の診断などです。


タグ:病気
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薬剤性肺炎

薬剤性肺炎
薬剤肺炎は大きく分けて2つに分類されます。
抗がん薬などで発症する細胞傷害性のものと
免疫学的機序(アレルギー)で発症する場合の二つです。

薬剤肺炎の原因は何か
免疫学的機序(きじょ)による薬剤性肺炎は、
抗原抗体反応による過敏性(かびんせい)肺炎の様相が強いものです。
しかし、最近では直接免疫反応に作用するもの、
アミオダロンのような脂質の代謝に影響する
薬剤やINF(インターフェロン)、
G―CSFなどによるサイトカイン療法、
さらに、分子標的治療薬であるゲフィチニブによる
薬剤性肺障害なども報告されています。

薬剤性肺炎はひとつの薬剤だけで起こるとはかぎりません。
時には複数の薬剤の相互作用によって
発症しやすくなることがわかってきました。

C型慢性肝炎の治療に使われるインターフェロンと
小柴胡湯(しょうさいことう)や、
G―CSFと抗がん薬などの併用で
間質性(かんしつせい)肺炎が発症することがあります。

小柴胡湯単独でも薬剤性肺炎を発症しますが、
インターフェロンの併用により、
さらに薬剤性肺炎の頻度が増すことがわかっています。

インターフェロンによってC型慢性肝炎を治療中に
発症する間質性肺炎は0・1%程度で、
さらに小柴胡湯を併用すると24〜74%と、
報告により幅があるものの、
少なくとも頻度は高くなります。

症状の現れ方
薬剤性肺炎が疑われる症状のポイントは、以下のとおりです。
膿性痰(のうせいたん)は一般的には少ない。
最初は膿性痰でも、X線写真の陰影が広がるにもかかわらず
膿性痰が少なくなることがある。
つまり、膿性痰の原因である最初の細菌性肺炎が治り、
この治療のために使った抗菌薬で薬剤性肺炎が発症してくるということです。
全身状態が細菌性肺炎に比べて比較的軽く、
重篤感が少ない印象があります。

原因薬剤を服薬し始めた後から発症します。
薬剤肺炎はすべての薬剤で起こりうるのです。
タグ:病気
posted by 1 at 14:19| 肺炎 薬剤性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小児肺炎

小児の肺炎
小児肺炎では、起炎菌の違いによって大きく異なります。
新生児を除く幼児の、肺炎起炎菌は、
インフルエンザ桿菌、モラキセラ・カタラーリスです。

学童以上の年齢では肺炎マイコプラズマによる肺炎が多くなる。
細菌性肺炎との鑑別はX線像ではまず不可能であり、
血液所見(好中球増加の有無、C反応性蛋白上昇の有無など)や全身状態、
気道症状の程度などが参考となる。

マイコプラズマにはβラクタム系の抗菌薬が無効であるが、
テトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシンなど)や
ニューキノロン系抗菌薬は副作用の問題で小児には投与しにくいか、
できないため、マクロライド系抗生物質を選択する。
タグ:肺炎 病気
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2007年01月11日

間質性肺炎2

間質性肺炎の症状は呼吸困難や呼吸不全が主体です。
タンを伴わない乾性のセキがでて、そのセキなどにより、
肺が破れて呼吸困難や呼吸不全となり、
やがて死にいたることが多い病気です。

間質性肺炎のタイプにもよりますが、
進行性で治療に抵抗性のものは
数ヶ月で死に至ることもあります。

慢性的に進行した場合は、10年以上生存することも多い病気です。

炎症の抑制を目的としてステロイドや免疫抑制剤が使用されますが、
奏功しない場合も多いようです。
また、感染が原因である場合これらは増悪を招くおそれがある。

対症療法として呼吸不全に対して酸素投与が行われますが、
進行して二酸化炭素排泄も不十分となった場合には
酸素投与のみでは炭酸ガスナルコーシスを引き起こしかねないため
人工呼吸器を導入せざるを得なくなります。
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間質性肺炎1

間質性肺炎とは?
肺の間質組織を中心に炎症を起こす疾患の総称です。
非常に致命的で、治療も難しい難病です。

歌手の美空ひばりさんは突発性間質性肺炎で亡くなっています。
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ウイルス性肺炎2

ウイルス性の肺炎は成人にはまれですが、
高齢者や幼児には大変危険で
2〜3日の経過で死亡することもあります。

高齢者の肺炎は、重症であるのに
症状があまりでないので
特に注意が必要です。
posted by 1 at 22:54| 肺炎 ウイルス性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウイルス性肺炎1

ウイルス感染によって引き起こされる肺炎もあります。
その多くは呼吸器系に感染を起こすアデ ノウイルス、
インフルエンザウイルス、エンテロウイルス、麻疹ウイルス、
風疹ウイルスなどで、まず上気道に炎症をもたらしたあと、
気管、気管支、細気管支 へと下降して肺胞に炎症を起こします。

このようなウイルス性肺炎は、
免疫機能が低下した状態にある
小児や高齢者では重症になりやすく注意が必要です。
また、ウイルス感染で気管支の粘膜が傷ついて、
そこに細菌感染がおこりやすくなり、
二次的に細菌性肺炎に移行することもあります。
posted by 1 at 22:53| 肺炎 ウイルス性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイコプラズマ肺炎2

マイコプラズマとは直径125〜153mmの病原体ですが、
ウイルスと違って、生きた細胞を増殖のために必要としなく、
一部の抗生物質が有効なことから
細菌に分類されます。

しかし、細菌の特徴の細胞壁を持っていないため、
細菌感染症治療の第一選択として使われる
抗生物質が無効なのが特徴です。

マイコプラズマに有効なのはマクロライド系の抗生剤や
テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗生物質です。

マイコプラズマ肺炎の問題点は、早期診断、早期治療が
望ましいのに、
マイコプラズマ肺炎と診断できるまで、
つまり、検査の結果が出るまで
日にちがかかる場合が多く、
早期治療が難しいことです。

posted by 1 at 22:52| 肺炎 マイコプラズマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイコプラズマ肺炎1

マイコプラズマ肺炎はウイルスと細菌の中間に位置する
病原体であるマイコプラズマ・ニューモニエの感染で
おこる肺炎で次のような特徴を持つ。

流行はほぼ4年ごとの周期性を示し、
6〜7カ月にわたり遷延する。
小児・若年成人が中心で、1才以下には比較的少ない。
熱発で発症し長引く、しつこい乾いた咳が特徴である。
咳は早朝、夜間就寝時に増強する。
胸部レントゲン写真は特徴的ではなく、
間質性肺炎(気管支肺炎)と大葉性肺炎との混合したパターンを示す。
職場内・家族内感染の傾向が強い。
経過は一般に良好で、必ずしも入院加療は必要ではないが、
合併症のある時には入院治療が必要である。
posted by 1 at 22:52| 肺炎 マイコプラズマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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